説教 2016年8月


 久しぶりに「タンタラスの祈り」について書いてみましょう。ホノルル教会の萌芽となったこの出来事は、事あるごとに振り返り、私たちの原点を確認したいと思います。

 1926年 7月  カカアコミッションの日語伝道を助けるために、ロサンゼルスから平野俊夫師が来布。ミッションの働きと同時にワイアラエの黒田フイ宅にて家庭集会を開始、また肺結核患者のレアヒ・サナトリアムでも聖書の学びをスタート。
 後に3名の肺結核患者が病の癒しを求めて3日3晩タンタラス山中に篭り断食祈祷に専念、奇跡的に完全に癒されて下山し、そのニュースは当時の人々に大きなインパクトを与え、信者になる者が続出した。
 その時、同じく入院中の肺結核患者、丹治英雄兄は信仰の再確認を神さまとし、癒された。

 当時の肺結核は不治の病であり、施設を脱走することは法律違反でもありました。レアヒの療養所は、今も一般病院としてカピオラニ・コミュニティカレッジの隣にあります。あそこからタンタラスの山までは、病身に身にとってはかなりの距離に思えます。
 当局による山狩りが行われ、下山した3名がすぐに拘束されましたが、検査の結果、結核が完全に癒されていました。このニュースは、3名の実名と写真入りの新聞の記事のコピーが残っています。この出来事を通して信者が増え、それが1932年ホノルル教会の州政府に登録という、つまり正式なホノルル教会の誕生につながっていくのです。

 ちなみに、平野師は、オリベット教会とパールシティ教会の創立にも関わり、ホノルル教会と両教会は兄弟のようなものです。

 私たちは、タンタラスの山を見るたびに原点を想うのです。それは、奇跡を期待する、単純な祈りと信仰です。今も主は、私たちの救い主、癒し主、奇跡を行う神なのです。共にタンタラスに登り、主の御業を求めて祈りましょう。

関真士牧師

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